aigiss’s blog

不動産紹介を中心とした日常を綴ります。

初めてのSTIのシフトケーブル交換!

 WBC期待どおりでした。
しかも、最後は大谷選手がチームメイトのトラウト選手と対戦した上に、三振で終わるという、マンガのような願ってもない展開でした。
昨日も祝日だったから、朝からテレビにくぎ付けで、午後から作業をしたのです。


 異変はケーブルが切れる1週間程前(3/13頃)に現れ始めた。(気が付いた?)

その日は、チェーンの手入れをした翌日だったから、オイルを挿したり、拭いたりしているときに何か変なことをしちゃったかなぁ~、などと考えていた。

異変と言うのは、リアの変速がトップ側に行かず、9段のうち7段くらいしか落ちないのです。

ディレーラーと言うのは、基本的にバネの力で小さいほうのギアへ行くようになっているので、シフト側を開放しているのに下(一番小さなギア)に入らないということは、バネのどこかに異物を挟んでいて縮まないのかな、とディレーラーをよく見て、手で動かしたりしたが、異常がない。

新車で買ってからまだ1年もたっていないので、ケーブルは大丈夫と思っていた。

(ここから先はマニアックになります。興味のない方は結論のあたりまで飛んでください)
 しょうがないので、ディレイラーの上にあるHボルトを少し左に回しながら調節するが、トップギアまで落ちてこない。そこで、アジャスターで緩めることにした。
 すると、当然のことながらトップへ入ったので、Hボルトも様子を見ながら元に戻す。ところが、今度はロー側2枚に上がらなくなってしまったのだ。

今度は、Lボルトを左に少しずつ回すが、上がってこない。せっかくトップ側に入っていたのだけどアジャスターで引っ張ることにした。

 で、こんなことを何日か繰り返し、今度はこっちを…、あっちを締めて…等としていたところ、シフターをカチカチやったところで「バチッ!」という音が響いてしまったのです。

ケーブルが切れたはずなんだけど(実際、カチカチとも動かない)ケーブルが外れてこないので、ブラケットカバーをめくってみるとケーブルがジャムって絡まっているのです。
なるほど、これではいくらシフターを緩めてもトップ側に動かなかったわけです。
しかも、切れたケーブルがブラケットを突き破って指に刺さる。
この指に刺さる異変は、数日前から感じていたけど、なんだかわからなかったのです。
その時、ブラケットカバーをめくっていれば完全に切れる前に交換できたのに・・・。

シマノのケーブルを買いにビックへ行ったら、ルーラーというメーカーのケーブルがセール価格で置いてあったので、一応ステンレスだし、どうせまた切れるから安いのでいいや、と300円弱を支払い、買ってきて交換しました。
フラットバー用の2フィンガー変速機でもジャムったことがあり、裏蓋を外してケーブルを取ったことがある。


試しにブラケットカバーをめくると、このSTIレバーにも裏蓋があったので、車体をひっくり返して絡みついたケーブルを取り除くことにした。(写真参照)
ブラケットカバーを前後に都度動かしながら、裏蓋を外したので、ブラケットカバーは外すことなく作業を行なったのです。
(外してしまうとブラケットカバーを買わないといけなくなるかも)

 わからなかったのは、ケーブルの差し込み。
差し込んだ後、奥に入っていかない。
無理に押し込むと、ケーブルの先がほつれてしまうので、再度STIレバーを眺めてみる。
差し込む側(外側)と反対の内側に白いプラスチックのパーツがあって、「パカッ」と外れたので、その状態でケーブルを送ってやるとそのところから出てきてくれたのである。

 ところが、この白いプラスチックの蓋?は外れないように片側が楔状になっているんだけど、そばにあったと思われる同じく白いプラスチックの小さな部品が傍らに落ちているではないか!

 ムムム、見てみるとケーブルを這わす溝があったので、向きを考えながらケーブルを通して嵌めてみたら嵌ってくれたので、無事に作業が完了した。
 フラットバー用のスラムのグリップシフト「アタック」より簡単であった。
アタックはとにかくケーブルが入っていかなかった。
 ディレーラーを調整し30分程度で終わらせた。

 見た目よりも簡単にケーブルの交換ができることがわかり、手順も掴んだので、次回以降は10分程度あればできる作業である。
半年くらい経ったらブラケットカバーをめくって状態を確認するようにしていこうと思う。

 


ここで結論です。
タイトルにあるように、シフターがSTIタイプになってから初めてのケーブル交換である。
ボクが、昔ロードに乗っていたころはダウンチューブのWレバー方式だったから、切れる瞬間も分かるし、切れそうにほつれていくところもリアルタイムで観察することができた。
しかも、交換がシンプルで、タイコの部分がなくても結んで使えるくらいの機構であった。

そこで、気が付いたんだけど、現在のロードって、ハンドルやステム内部にワイヤーを通したり、無線で変速する時代に入っているが、どんどん一般人が自分でメンテナスをしにくくなっている、あるいはメンテナンスをすること事態を躊躇っていることは事実である。
 ということは、何となく穿った見方をすれば、シマノなんかのメーカーがプロショップに収益を上げさせる手段のために複雑化させているのではなかろうか?と思ってしまった。